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国内〜世界各地におけるメディアアート(時々現代美術)のアレコレを、待望の第一子「坊や」の成長と共に追いかけます!
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動いてますよぉぉーー。

申し遅れましたが、プロジェクトの名前は「光・音・脳」です。








この作品は医療用機械を使うために同意書に記名を頂いているのですが、
美術好きとしてちょっと惹かれるお名前を見ては、そわそわしてます。

また、この作品は3月頃から何度も臨床実験を重ねて制作をしたので、
その時の被験者の方が来て下さると、またもそわそわします。


それから、京近美さんが今回の展覧会に本当に多大なるご協力をして下さっているのを日々実感しています。

具体的には今後色々紹介して行きますが、まず図録が。
ページが増やせるんですぜ。
今回の展覧会ではB5の紙にメモしときゃいくらでも図録に追加出来るんです、つまりバインダータイプなんですね。
私のようなメモ魔は作品見つつ、講演会聞きつつ、作家に質問しつつメモばっか取るので、これからの展覧会図録全部この形ならいいのに、と思ってます。






そして肝心の作品ですが。

この円筒形のものは芸術か医学か、提案か実験か、美的かそうでないか。
美術館において「器具装着→測定・体験→アンケート」という流れを取る意義はどう説明づけられるのか。
展示運営も落ち着いて来たので作家さんに尋ねつつあります。

私自身納得できたらまた書きます!

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入館証用のリストに名前を書こうとしたら、すぐ上の欄に「京都市立芸大 伊藤彩」とあって
思わず おぉ と声が漏れました。

芸大の卒展に行く度に、ギャラリストの名刺が山盛りになってる作品の前で「青田買いってどうなんだ」とか言っていたものですが、
最近は卒業すぐ、あるいは院生の作品がどんどん大きい所に出されて、私程度の美術館通い率でも目にする機会が増えましたね。

だのに当の作家さんは先生の展示のお手伝いにあちこち出てきます、京芸の学生さんはみんな有名無名関わらずフットワークが軽かです。


そんな学生さんがわいわいきゃーきゃーと「盲目のクライマー」の組立をやっている横で、
われらが「光・音・脳」班はノートPCを5台並べて各自無言で作業中。

最終的に私も含めて全員が同じ方向に向かってパコパコ打っていたら、
『現代の寺子屋みたい』って言われました。


今日は島津製作所の方が来られて、作品の核となる脳血流測定器「NIRS」を設置して下さいました。
画像はまだ明かせぬけども。

島津の子会社から来たという技師の方が、エタノールで愛おしそうに何度も「NIRS」のボディを拭き上げて帰られたのが印象的でした。
展示中に必要になりそうな小物も色々置いてって下さいました。
「NIRS」が示すあらゆる反応に対してとにっかく詳しくて、あらゆる対処法を私に伝えて帰られました。

愛してるんだな。。。








いよいよ搬入が、始まりました。


私事ですが、今月1日付けで同じ研究室の先輩が京近美に就職されました。
おめでとう酒盛りをして。
私にとっては何だかとっても『ホーム』な感じの京近美。



恊立さんのお仕事も初めて見た!

美術展示に使うものをどんどん運び入れてくれるのがヘルメット兄ちゃんあるいは小麦色オジさん達っていうのが、ずっと見てみたかったミスマッチ風景でした。

資材は無事に運ばれて、早速チェックです。










前からぼちぼち宣伝していましたが、(→http://newmedia.gg-blog.com/Entry/36/)
京近美での展覧会の作品制作に向けて実験が進んでいます。

この実験を経て、展覧会での制作に繋げる訳ですが、
京大の実験室を借りて仮設の体験場を作り、被験者を募り、実験実験、、、
昨年度末から始めてますからもう半年ぐらい経ってるんですよね、その事実に驚きました笑

お手伝いの私はひたすら被験者さんにケーブル抜き差ししてます。
お茶も出してます。
実験当初は実験室にポット持ち込んで熱々のコーヒーを出してたのに、
今日はクーラーボックス抱えて冷茶を出しました。







怪しい光です。



裏手からこっそりと。






実験開始当初は被験者さんの前頭葉、側頭部、後頭部にわんさかついていたケーブルも、
今や8本にまで減りました。

展示もこの8本体制で行きそうな予感。







まっしーが制作したプログラムが、脳に流れる“ある情報”を拾って反応します。

ナレッジキャピタル・トライアル、一日目のプログラムに行ってきました。
オープンからクローズまで。さすがに疲れました。







企業ブースには最新技術が展示され、体験もできましたが、
ほとんどの技術がSIGGRAPH2009の会場にも似たものがあり、その全てがSIGGRAPH展示物より劣っていました。
これは、とりあえずマズいと思った。
アートなら優劣は無いと言えるけれど、技術にはあるもな。


開会式はとにかくテレビカメラとスーツだらけですごい賑わいでした。
開会式を終えると各企業のトップや、市政・府政の役員たちは一気に会場を後にしました。

予約席は片付けられて、重要人物達はアルスのプレゼンを聞かなかったかも知れない。
その他のアート関連のトークプログラムを聞かなかったかも知れない。
取材カメラはもう向けられていなかった。

この、“引き”具合。

『ナレッジキャピタル』の存在意義とその内部におけるメディアアートの位置づけについてもう一度考えた。



アートとテクノロジーにおいて、“ハイブリッドな制作”だけを目的とするなら、それはすでに何十年も前から続けられている。
今、わざわざ場を設定されたところで、むしろ可能性は狭小になるとも考えられる。
でも私は、設備が揃い、実際に顔を突き合わせての“場”が有効に働いているところも見て来たので、今回のナレッジキャピタル内に出来るメディアアートのイノベーション・センターにも、そういった効果はじゅうぶん現れると思う。


「問題解決型」の研究を促進するデザインと、「問題発掘型」の様相を投げかけるアートの二大柱が、ナレッジキャピタルには必要だという話もあった。

確かに、デザインセンターなのか、アートセンターなのか、ということはあえて決めない方が良い。
前回の日記に書いたことに反して、ハードから構想を立てる事を楽しむアーティストがいるのも事実だし、
プレゼンテーションが実に上手くて、作品よりもその口でどんどん発表の場を拡げていってる作家もいる。
どちらも全く間違いではない。作品自体もおもしろい。

でも、ビジネスと技術革新を基盤として考える人たちが、“プレゼンしない作家”をその場から弾き出すようなら、それはとても困るのである。

海外で展覧会をしたやなぎさんや森村さんが、向こうでは作家の説明責任が重いのに驚いたと言っていたけど、私は、全ての作家が自分の制作について完全に語れなくても良いと思う。
表現の中には、制作の理由を語る事で、鑑賞が単なる確認作業になってしまうものもある。
インタラクティブ要素を含んだ作品は特に。

ナレッジキャピタルの目的を達成するために「すぐに世の中の何かの技術と結びついて、役に立つもの」以外を全て排除すると決まるならそれでもいいけど、私はあんまり嬉しくないな、と思うです。

×× ×× ×× ××

成功例として挙げられているアルスエレクトロニカ・センターをそのまま真似すればいいとは、会場の誰も思っていないようだった。
確かに、リンツが得た多大な集客には様々な理由と時期と立地とが絡み合っていて、同じプロセスは二度と踏めるものではない。

じゃあ、どういう実施例が最適なのか、考えてみると。。。

京都にある、文化庁の支援を受けている現代芸術中心の某センターは、そこで展示スタッフをやったことのある私も感じたことだけど、運営が何となく“緩い”。
それなのに、いつもかなり贅沢なプログラムで、気がつけば一年に何回も訪れている。
良い立地と文化的な建物を持ったとても有用性の高い場所に、誰の企画でもすんなり受け入れる余剰があること、使ってもらうための場として機能する姿勢が、あのセンターの魅力であり中核を為す力なのかも知れない。

それにならって、ナレッジキャピタルも、あの一等地をある意味で無駄に使うということを同時に考えてみたらどうなるんだろう。
イノベーションなり環境配慮なり癒しなり、様々な形に変容した有用性で隙間無く満たしてしまうのではなく、誰もが自由に使える、一見すると生産性の無い場所を一区画確保出来たら、創造・制作の場としては一気に強くなるかもしれない。

私はナレッジキャピタルにメディアアートの“場”が出来たら、とにかくコンテンツを沢山投入しないといけないと思ってたし、自分がそれに関わることになったら相当な企画力と推進力が必要だと思ってた。

でも実際は、立ち入り・利用可能の余白があってこそ長く続くのかもしれない。



一見空っぽな場所に意味を付加させるアートマネジメントが多発している中で、わざわざ建物を建て、そこに空っぽな場所をあえて作るというのはちょっと変に思うけど、大阪のど真ん中には“誰かの場所”しか無いからな、、、公園案って結構良いのかも。

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プロフィール
HN:
M.Mayuko
性別:
女性
趣味:
撮影、聴講、展覧会ぶらぶら
自己紹介:
同志社女子大学/情報メディア学科にてメディアアートに出会い、
大阪大学/文学研究科文化動態論専攻アート・メディア論コース修了

メディアアートの鑑賞環境における誘導スタッフの重要性を唱え、
日本国内、ヨーロッパ、アジア等を視野に入れて調査をしてきました。
実践として、メディアアートの作品解説&体験誘導のスタッフ育成・監督を
下記のような展覧会で担当しています。

「生存のエシックス」@京都国立近代美術館
「ナレッジトライアル2011/アルスエレクトロニカブース」@堂島リバーフォーラム
「アルスエレクトロニカ大阪展/Poetry of Motion」@ブリーゼブリーゼ

また、メディアアートユニット「sz」の活動においても同様の仕事をしています。

2011年〜大阪大学CSCDの特任研究員を経て、
現在、2012年夏に生まれた第一子のお世話を始めたところです。

“メディアアート”という語の危うさ、移ろいやすさを念頭に置きながら、
相変わらず各国のメディアアート事情を追いかけながら、
子供の成長に目を見張りながら、
お風呂で毎日ドイツ語を頑張っています。
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