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国内〜世界各地におけるメディアアート(時々現代美術)のアレコレを、待望の第一子「坊や」の成長と共に追いかけます!
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韓国のメディアシティソウル2010レポートを書く前に、今日行ってきたギャラリーの事をば少し。

オルタナティブスペース「アンフラマンス」での上田麻希さんの展覧会です。
坂根先生の「メディア・アート創世記」で初めて知った、匂いと記憶を繋げて展開する作家さん。

『慶応大学時代の私の教え子の一人であり、もう十年以上オランダに暮らす上田麻希は、数年前から匂いのアートに取り組んでいる。(中略)ベルリンの壁が崩壊する以前、東ドイツ秘密警察が解放を訴える人々を弾圧するため容疑者にある匂いをつけ、その匂いを手がかりに行動を監視したという。上田はその史実に基づいて、その匂いを再現するというきわめて政治的な表現に挑んだ。(中略)自然界の植物や昆虫などから匂いを抽出するというワークショップを行うなど、精力的を続けている。』【メディア・アート創世記/p.340】


twitterの書き込みからたまたま現在展覧会中なのを見つけたのでした。

素敵なギャラリー。
http://www.inframince.jp/index.html

『OLFACTOSCAPE においの風景』
 〜OLFACTORY TRAVEL IN TIME AND SPACE〜
 2010.10.2(土)〜10.24(日) 水曜日定休 OPEN…12:00〜20:00




本を読んだ上では、歴史や人の記憶をリスニングして考証・考察した結果『イメージされた匂い』を表現するのかと思っていたのですが、素材そのものをフレグランス抽出課程にかけて作っているそうです。アルコールに浸すとかかな。。。

じゃあ本に載っていた例の作品も、ユダヤ人の衣服を実際に、なのでしょか。

最近の作品は政治的なコンテンツからやや離れて、妊娠時に嗅覚が異様に敏感になったという体験を基に、普段の生活を満たす種々の匂いについて着目し共有するプロジェクトを世界各地で行っておられるようです。
写真の左寄りの壁から飛び出しているオレンジの旗がオランダのマッピング、ブルーが大阪のマッピングのピンです。匂いの名前と場所が書いてあります。

右手奥の壁際には、江戸時代の遊女が使用していた日本独自の配合による様々な化粧品や、体臭を操作する丸薬などが並べてあります。自己責任において全て体験(飲用)可能でした!

江戸時代、日本は鎖国中で、出島での国交を許されていた唯一の国がオランダでした。その商人達が日々触れ合っていたのが出島の中で見世を開いていた遊女だというエピソードからインスピレーションを受けての作品だそうです。

どれもすごい匂いでした。“臭い”に近いかも(汗
平安時代には燕のフンをシャンプー代わりにしてたというし、日本のスキンケアは時代を経てえらく潔癖になったものですな。。。


ちなみに上田さんの旦那さんはEdwin van der Heide氏。アンフラマンスの方が図録を見せながら教えて下さったのだけど、ヨーロッパ系のメディアアートフェスには常連のご様子、ICCに来られた事もあるそうです。私は覚えがなかったですが多分どこかで作品は見ているのかなー。
観客没入型・探索型が多いようで、ぜひ体験してみたいと思いました。

ググってみるとこちらのブログにEdwin氏との交流記が。→http://www.directions.jp/airartlog/aal037/
(AAL様失礼します。アルスの旅行記もあるのですね)



はて。
上田さんの展示は今日(24日)で終わりですが、グループ展になっている他のギャラリーはまだ続きます。大阪のギャラリー5ヶ所で展開中で、



↑ このように、ギャラリー正面に引かれるDutch Colorのラインが目印。

今日はこのほかに中津のパンタロンにも行ってきたのですが、建築模型の部品を壁にランダムに飾ってあるVincent de Rijkの作品が良かったです。ドバイのビル模型を作った時に出来た三角の水のカッティングが、波紋と光の影が何とも言えずリアルで、5分10分眺め回して帰りました。12000円、、、くぅ。



「生活とデザインの接点を探る」
オランダデザイン展 
DUTCH LIFE / DESIGN EXHIBITION in Osaka, JAPAN
主催:PANTALOON,navel 協力:graf,Toi,inframince,廣瀬康仁,吉行良平,中田文
協賛:オランダ領事館,モンドリアン財団,アサヒビール株式会社,山本香料株式会社

http://www.pantaloon.org/hoi.html



(モンドリアン財団、、、!?)
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プロフィール
HN:
M.Mayuko
性別:
女性
趣味:
撮影、聴講、展覧会ぶらぶら
自己紹介:
同志社女子大学/情報メディア学科にてメディアアートに出会い、
大阪大学/文学研究科文化動態論専攻アート・メディア論コース修了

メディアアートの鑑賞環境における誘導スタッフの重要性を唱え、
日本国内、ヨーロッパ、アジア等を視野に入れて調査をしてきました。
実践として、メディアアートの作品解説&体験誘導のスタッフ育成・監督を
下記のような展覧会で担当しています。

「生存のエシックス」@京都国立近代美術館
「ナレッジトライアル2011/アルスエレクトロニカブース」@堂島リバーフォーラム
「アルスエレクトロニカ大阪展/Poetry of Motion」@ブリーゼブリーゼ

また、メディアアートユニット「sz」の活動においても同様の仕事をしています。

2011年〜大阪大学CSCDの特任研究員を経て、
現在、2012年夏に生まれた第一子のお世話を始めたところです。

“メディアアート”という語の危うさ、移ろいやすさを念頭に置きながら、
相変わらず各国のメディアアート事情を追いかけながら、
子供の成長に目を見張りながら、
お風呂で毎日ドイツ語を頑張っています。
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