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国内〜世界各地におけるメディアアート(時々現代美術)のアレコレを、待望の第一子「坊や」の成長と共に追いかけます!
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来年の夏、メディアアートをコンテンツの一つとして取り込んだセンターが大阪に出来る予定です。

学部在籍時から何度となく「メディアアートとは?」という問いを立ててきましたが、
昨年度の欧州の旅とアルスエレクトロニカの大阪展のスタッフ監督を経て、
自分の中で起こった変化もあわせて改めて考えてみたい。

とりあえず欧州の旅から振り返ってみます。

スペイン、フランス、ドイツの三ヶ国に行ったのですが、まずはスペイン・バルセロナ。

元々、電子音楽の祭典であるsonarの情報しか持っておらず、しかも開催時期でもなかったので、
マドリッド-トレド-ビルバオとあわせて、現代美術の観光として訪れていました。

滞在初日、一番のお目当てだったピカソ美術館でまさかの大行列にあい、
あきらめて付近を散歩し始めたところ、ちょうど目と鼻の先の距離の建物に
植木鉢のようなものに囲まれてヘッドフォンをつけたおじさんが見えました。



もう直感的にアレは生体情報系のメディアアートだろ〜と近づいていきました。





展覧会の名前は
「I/O/I. The senses of machines (Interaction Laboratory)」

簡単なスイッチングのメカニックから、近年の技術までを一通り網羅し、
新しいデバイスと人間の関わり方、そして今後の接点を探る、といったところ。

会場は「DHUB(Disseny Hub Barcelona)」
デザインを中心に展開しつつ、企業や大学とのコラボにも積極的。
こっちでいうと、アクタスギャラリーのような感じでしょうか。
DHUBはミュージアムセンターとラボに分かれているようでした。

上記の木の作品、2007年にICCで開催された企画展
「サイレント・ダイアローグ――見えないコミュニケーション」を思わせるものですが、
バルセロナの「ファブ・アカデミー」に所属する人の作品のようでした。




その他、会場に入ってすぐは学生がデバイスに慣れる過程として作ったようなメカメカしたもの。



右の壁に見えるイラストサインが「息を吹きかけてごらん」などと誘導します。



真鍋さんの音響作品などを経て、展覧会後半になるとやや込み入った機構のものが増えてきます。


興味深かったのは、アリの生体行動を模したようなこの作品。

チューブの中を断続的に赤い液体が巡っていくんですが、
確かにその動きがアリの規則正しい集団行動を思わせる。



更に、赤いLEDライトが敷き詰められたような壁面。
近づいても特に何も起こらないのですが、
鑑賞者の鞄の中の携帯電話がピリッと鳴った瞬間に明かりが大きく反応しました。
空間内に公衆の電波を受信するセンサーがあるらしく、スマホを持った状態で
壁の近くに立ち、電話をかけたりすると、赤い点滅が大きな波となってうねります。





作品は全部で30点ほど。
常態的にメディアアートの作品展示が行われているセンターではないようなので
ちょっぴり残念でしたが、 スペイン観光地のど真ん中でメディアアートの入門編が行われていると考えると、
面白い展覧会企画でした。

国際的に有名な作品と、バルセロナ在住の作家の作品とが混ぜてあるのも、
ラボを持つ施設ならではというか。





近くの通りには、バルセロナらしいオシャレなお店が沢山並んでいます。


私は、いかにもこだわってる感じのパン屋を見つけたんで、翌朝のパンを買いました。


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1990年代に比べてビデオアートの流通がグローバルになってきているとはいえ、
インタラクションのある作品は、
ICCやYCAMで取り上げられない限りまだまだ日本では見る機会が少ないものです。
海外へ足を運べばあっさり出逢うことが出来る作品も、日本へ来るのはとてもプライベートだったり。

だもんで、この秋、川崎市でスタジオ・アッズーロの個展があると聞いた時には
思いっきり膝を折りました。
さすがに生後2ヶ月の初息子を連れての関東遠征は厳しくてですね。

悔しいので、アッズーロについて自習しようと思ったら、
メディアアート関連の本やノートは全て事務所に入れたままだと気付きました(涙

2000年代半ばからオペラとの合作に取り組んで、
上下左右に広がりのある空間に人間が浮遊するようなモチーフを扱う集団だと記憶しています。

映像で見ると、その生々しいモチーフがややヤボったく感じられたので、
実際に見るとどうかというのを是非確かめたかったのになぁ。。。

一度はあっても二度目はない、というのもインタラクション系メディアアートの
通例だったりするので、期待は出来ませんが、次があればぜひ観に行きたい。

===
スタジオ・アッズーロ(伊)
http://www.studioazzurro.com/
===



バミリオンプレジャーナイトよろしく、なトップ画面。


前回の更新から、あっという間に半年近くたってしまいました(^^;)
修士論文を無事に提出してからは、研究室の論集にいそしんでおりました。

私の研究室は「アート・メディア論コース」なので、シンプルに

『Arts and Media vol.1』

と題して刊行 (^^)


私が寄稿したのは、「メディアアートとデザインの展望─KMOとCACをめぐって」
大阪北ヤード(KMO/うめきた)に設立予定のサイバーアートセンター(CAC)について、
2名にインタビューしたものをまとめています。





=====

下條真司【CACのコンテンツ計画委員長】

大阪大学基礎工学部大学院後期課程修了、工学博士。
大阪大学サイバーメディアセンター長などを経て、
現在、NICT(情報通信研究機構)研究員、大手町 ネットワーク研究総括センター長。
マルチメディアシステムアーキテク チャを専門とする。



真下武久【アーティスト】

IAMAS在学中([スタジオ1]インタラクティブメディア研究)から国内外で活動を続ける 。
現在は現代美術家池上恵 一とのコラボレーションや、
アー トユニットSZ(森公一、砥綿正之、 前田剛志、真下武久から成るサイエンスとアートを
横断するメディ アアート・ユニット)の一員として活動。
また、成安造形大学メディアデザイン領域を中心に、京都嵯峨芸術大学、
同志社女子大学でもメディアデザイン系の 授業を担当。

[http://www.iamas.ac.jp/~mashi m03/]


======


まっしーはSZでおなじみ(^^)


読みたいと思って下さった方には、ご連絡いただければデータとか送ります。


私の名刺に載せているURLです。

メディアアート関連のことを自分用にメモ、、、していたつもりが、
対外的に知らせたいことがありすぎて普通のブログになってきました。

閲覧する方が現時点でとても少ないのをいいことに、好き勝手してます。
過去のことも遡って書いているので、時々古い記事が増えます。

twitterには馴染めないのでしばらくこれで。

コメント、トラックバックお待ちしてます。

正直言ってちょっと怪しい感じの郵便物が届きました。
発送元住所がマジックで消されてて、訂正の住所がスタンプで、、、

や、ちょっと、意外に早く届いたので失念してたというか(^^;)

これでした。




うふぉー。








坂根先生の新刊!!!!



先週はtwitterのフォロー画面に「坂根先生謝恩会なう」なツイートが出てくる度にハンカチを噛んだものですが、これが届いたのでほくほくです。
早速ぱーっと目を通したのですがごっついボリューム。まるで先生のプレゼンを聞いているような、ご興味を持たれている範囲がそっくりそのまま記述された感じ。
だから、網羅的ではないです。
でも、私の研究分野にはドストライク。
P.150〜P.152の表現分野の分類のところを見ながら、もう一度論文の項考えていかななるまい。提出まであと2ヶ月なんですが。


『メディアアートの教科書』に続く、『メディアアートの参考書』
京芸、成安、同女、精華あたりの来年度の指定図書になるのでは。





謝恩会に合わせて注文したので、特典で坂根先生の講演DVDがついてました。
“東京大学情報学環「コンテンツ創造科学産業連携教育プログラム」2008年度の坂根先生の講演より抜粋”
とあるす。

ほくほく。

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プロフィール
HN:
M.Mayuko
性別:
女性
趣味:
撮影、聴講、展覧会ぶらぶら
自己紹介:
同志社女子大学/情報メディア学科にてメディアアートに出会い、
大阪大学/文学研究科文化動態論専攻アート・メディア論コース修了

メディアアートの鑑賞環境における誘導スタッフの重要性を唱え、
日本国内、ヨーロッパ、アジア等を視野に入れて調査をしてきました。
実践として、メディアアートの作品解説&体験誘導のスタッフ育成・監督を
下記のような展覧会で担当しています。

「生存のエシックス」@京都国立近代美術館
「ナレッジトライアル2011/アルスエレクトロニカブース」@堂島リバーフォーラム
「アルスエレクトロニカ大阪展/Poetry of Motion」@ブリーゼブリーゼ

また、メディアアートユニット「sz」の活動においても同様の仕事をしています。

2011年〜大阪大学CSCDの特任研究員を経て、
現在、2012年夏に生まれた第一子のお世話を始めたところです。

“メディアアート”という語の危うさ、移ろいやすさを念頭に置きながら、
相変わらず各国のメディアアート事情を追いかけながら、
子供の成長に目を見張りながら、
お風呂で毎日ドイツ語を頑張っています。
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